パソコンのメモリ8GBで動作が重い、増設と買い替えどっちが得?
5年以内・増設可能機種は8GB→16GB増設(1〜2万円)が得。オンボード・5年超は買い替え検討。MacBookは原則交換不可。
目次(15項目)
まず増設可能か確認する
買い替え判断の前に、次の3点を順に確認してください。
- メーカーと型番を特定(本体裏面シールに記載)
- メーカーサイトで「最大搭載メモリ」「スロット数」「メモリ規格」を調べる
- オンボードか、スロット式か
オンボード(基板直付け)なら増設はできず、買い替えしかありません。スロット式なら8GB→16GBへの増設で大きく改善することが多いです。
増設にかかる費用の目安
- DDR4 16GB(8GB×2):5,000〜8,000円
- DDR5 16GB(8GB×2):7,000〜12,000円
- 増設工賃(店舗依頼):3,000〜5,000円
- 自分で増設:0円(手間のみ)
合計1〜2万円で済むため、買い替え(5〜15万円)と比べて圧倒的に経済的です。
買い替えを検討する目安
次の条件のうち2つ以上当てはまるなら、増設より買い替えの方が体感が大きく改善することが多いです。
- 購入から5年以上経過
- HDDを使っており、まだSSD化していない
- バッテリーが1〜2時間しか持たなくなった
- Windows 10で2025年10月のサポート終了後も使っている
- ファンの音が大きく、すぐに熱くなる
- USB-Cが付いていない、画面が小さい・古い
これらは増設では解決できないため、買い替えで一気に改善します。
MacBookは特別
MacBookは2018年以降のモデルでメモリ・SSDの交換が原則できません(基板に統合)。8GBで購入したMacBook Airで動作が重くなった場合、増設の選択肢はなく、買い替えが唯一の対応になります。
Apple純正の整備済製品(リファビッシュ)は新品より2〜3割安く、保証も1年付くため、買い替え時の選択肢として検討できます。
増設より先に試すこと(無料)
メモリ増設や買い替えの前に、これらを試して効果が出れば追加コストはゼロです。
起動時の常駐ソフトを減らす
タスクマネージャ(Ctrl+Shift+Esc)→「スタートアップ」タブで、不要なアプリの自動起動を無効化。
Chromeのタブ整理
20タブ以上開きっぱなしになっていれば、必要なものをブックマークして閉じる。Tab Suspender・OneTabなどの拡張機能でメモリ消費を抑える。
視覚効果を減らす
Windows 11では「設定」→「アクセシビリティ」→「視覚効果」で透明効果・アニメーションをオフ。
ディスクの空き容量を確保
SSDの空き容量が10%以下になると動作が大きく遅くなる。不要ファイルを削除して20%以上空けておく。
古い大容量アプリのアンインストール
使っていないゲーム・Office旧バージョン・体験版アプリを削除。
増設の手順(一般的なノートPC)
- PCの電源を完全に切る、ACアダプタを外す
- バッテリーが外せるタイプは外す
- 底面のメモリスロット用のフタのネジを外す
- 金属部分に触れて静電気を放電
- 既存のメモリの両端の金具を外側に開いてメモリを取り出す
- 新しいメモリを斜めに差し込み、押し下げて固定
- フタを戻し、ネジを締める
- 起動して「設定」→「システム」→「バージョン情報」でメモリ容量を確認
うまく認識されない場合は、メモリの差し直し・別スロットでの試行をしてください。
買い替えの場合の選び方
- メモリ:16GB以上(8GBはおすすめしない)
- ストレージ:SSD 512GB以上
- CPU:Intel Core i5(13世代以降)またはRyzen 5(7000番台以降)
- 画面:14インチ・FHD(1920×1080)以上
- バッテリー:実働8時間以上
- 重量:通勤するなら1.4kg以下
- USB-C/Thunderbolt 4を最低1ポート
新品で7〜12万円のレンジで十分なスペックが揃います。中古は1〜2年落ちの整備品が狙い目です。
古いパソコンの処分方法
買い替えた場合、古いパソコンは次のいずれかで処分してください。
- メーカーの無料回収(PCリサイクルマーク付きなら無料)
- 自治体の小型家電回収ボックス
- 家電量販店の下取り
- データを完全消去できるなら、フリマアプリで売却
データ消去は専用ソフト(DBAN・SDelete)や、SSDの場合はメーカーツールでセキュア消去を行ってください。
よくある質問
Q. メモリは同じメーカー・同じ規格で揃える必要がありますか?
DDR規格と速度(DDR4-2666など)が一致していれば、メーカーが違っても基本動作はします。ただし安定性のため、同じ製品を2枚セットで購入するのが推奨されます。デュアルチャネル動作で性能も少し向上します。
Q. 古いノートPCにSSDを後付けするのは効果がありますか?
HDD搭載モデルなら効果は大きく、起動時間が30秒→10秒程度に短縮されることもあります。SSD換装は5,000〜15,000円程度で済み、メモリ増設と組み合わせると古いPCでも数年延命できます。
Q. Windows 11にアップグレードできないPCはどうすべきですか?
2025年10月にWindows 10のサポートが終了したため、セキュリティ更新が止まっています。延長サポート(ESU)を利用するか、Windows 11対応PCに買い替えるのが安全な選択です。古いPCでLinux(Ubuntu、ChromeOS Flexなど)を使う選択肢もあります。
Q. Macの動作を軽くする方法は?
ストレージが満杯になると動作が遅くなります。「Appleメニュー」→「このMacについて」→「ストレージ」で使用状況を確認。不要なアプリの削除、写真のiCloud同期、Time Machineバックアップの整理が基本対応です。
参考資料
- Microsoft「Windows 11 のシステム要件」— 必要メモリと推奨スペック
- Apple「Mac のメモリの仕様」— 機種別の交換可否
- 総務省「家庭用パソコン・スマホの安全な廃棄」— データ消去と回収の解説
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参考資料
掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。
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