大学受験で滑り止めは何校受けるべき?

結論

私立4〜5校が標準。チャレンジ2・実力相応2・安全1の3階層構成で受験料15万〜20万円が目安。

どうする?編集部 · · 読了 約3分
目次(20項目)
  1. 結論から先に
  2. どんな場合に当てはまるか
  3. 国立志望(5教科7科目対応)
  4. 私立難関志望(早慶上理・MARCH等)
  5. 中堅私大志望(MARCH・関関同立未満)
  6. 浪人覚悟・国立第一志望
  7. 経済的制約あり
  8. 例外状況
  9. 6校以上受ける合理的なケース
  10. 3校以下に絞る合理的なケース
  11. 同一大学の複数学部受験
  12. 後期日程の活用
  13. 費用・リスク・注意点
  14. 受験料の標準額(2026年入試参考)
  15. 交通費・宿泊費(地方→都内受験の例)
  16. 入学手続き金の罠
  17. 受験日程の組み方
  18. 体調管理リスク
  19. よくある質問
  20. 参考資料

結論から先に

大学受験の併願校数は、私立4〜5校(チャレンジ2・実力相応2・安全1〜2)が標準的で経済的にも妥当な構成です。共通テスト利用入試を活用すれば追加負担を抑えつつ複数校に出願できます。受験料の総額は15万〜20万円が一般的、遠方受験を含めると30万円超になることも。受験日程の重複・連続日程・体調管理の観点から、6校を超える受験は集中力低下とコスト過剰のリスクが高くなります。

どんな場合に当てはまるか

大学受験の併願戦略は受験生の状況により以下のように分かれます。

国立志望(5教科7科目対応)

  • 国立前期1校+後期1校+私立2〜3校
  • 私立は共通テスト利用が中心
  • 第一志望の国立対策に時間を集中

私立難関志望(早慶上理・MARCH等)

  • チャレンジ2(早慶・上智など)
  • 実力相応2(MARCH等)
  • 安全1(日東駒専・成成明学獨國武等)
  • 計5校が標準的

中堅私大志望(MARCH・関関同立未満)

  • チャレンジ2(MARCH・関関同立)
  • 実力相応2(日東駒専・産近甲龍)
  • 安全1(地方私大・地元私大)

浪人覚悟・国立第一志望

  • 国立1校+私立1〜2校(チャレンジのみ)
  • 「合格すれば進学、落ちれば浪人」前提

経済的制約あり

  • 受験料・授業料の予算上限を先に決める
  • 共通テスト利用中心で出願料を圧縮
  • 都内移動範囲内の大学に限定

例外状況

6校以上受ける合理的なケース

  • 学部選択がまだ決まらず、文系/理系含めて複数試す
  • 自宅から通える大学が少なく、遠方含めて選択肢を広げる
  • 推薦入試・AO入試を含めて全方位的に挑戦

3校以下に絞る合理的なケース

  • 第一志望が極めて明確で、不合格なら浪人前提
  • 推薦入試で1校が既に確保されている
  • 経済的に多数受験できない
  • 体調・メンタル面で多数受験が負担

同一大学の複数学部受験

  • 早稲田大学:政経・商・社会科学等を併願(受験料割引あり)
  • 慶應大学:文・経済・商・SFC等の併願
  • MARCH・関関同立:複数学部の同時受験で全学部統一日程の利用

後期日程の活用

  • 国立後期:前期不合格時の最終チャンス
  • 私立3月入試:定員割れの大学で実施、出願期限が遅い
  • 共通テスト追加利用:1月〜2月の自己採点後に追加出願可能な大学

費用・リスク・注意点

受験料の標準額(2026年入試参考)

  • 私立大学一般入試:3.5万円/校
  • 共通テスト利用入試:1.5万〜2万円/校
  • 同一大学複数学部割引:2学部目から1万円引きが多い
  • 入学検定料:私大医学部は6万円超

交通費・宿泊費(地方→都内受験の例)

  • 新幹線往復:2〜5万円/回
  • 1泊2日ホテル:8,000〜2万円/泊
  • 受験弁当・飲料:3,000円/日
  • 5校受験の追加費用:合計5万〜15万円

入学手続き金の罠

  • 私立大学の入学金:20万〜30万円
  • 第一志望合格後の他校入学金の返金は不可(規約上)
  • 「とりあえず手続き」のために重複納入する場合あり

受験日程の組み方

  • 連続3日以上の試験は集中力低下リスク
  • 移動日を挟む(前日入りで体調確保)
  • 第一志望の前は休養日確保
  • 試験会場の最寄り駅・時間を事前に確認

体調管理リスク

  • インフルエンザ・コロナ流行期との重複
  • マスク・手洗い徹底、人混みを避ける
  • 試験会場でのヒートテック・カイロ準備
  • 朝食・水分摂取は普段通りを維持

よくある質問

Q. 共通テスト後に追加出願できる大学はありますか?

はい、私立大学の一部は1月後半〜2月の出願受付があります。早稲田・MARCH・関関同立等の主要私大は共通テスト前に出願締切ですが、地方私大・中堅大学では共通テスト得点を確認してから出願できる「共通テスト利用後期」「2月出願」枠があります。

Q. 同じ大学の異なる学部を複数受けるのはアリ?

合理的です。早稲田大学は政経・商・社会科学・教育などを併願する受験生が多数で、対策の共通性が高いため効率的。受験料割引(2学部目から1万円引き等)があるケースが多く、合格確率も上がります。

Q. 滑り止めとして「絶対に受からない」レベルの大学も受けるべき?

過剰防御は不要です。「過去問で合格点を安定して取れる」レベルの安全校を1〜2校確保すれば十分。安全校の受験対策に時間を取られすぎると、本命対策が不足します。

Q. 浪人したくない場合、何校受ければ全落ちが避けられますか?

具体的な保証はありませんが、4〜5校で安全校1〜2校を含めれば全落ち確率はかなり下がります。最重要は「安全校への過去問対策を本気でやる」こと。安全校を「とりあえず受ける」感覚だと、ケアレスミスで失敗するケースが起こります。

Q. 受験校選びで親と意見が割れています。どう調整しますか?

親の意見は学費負担と将来性の観点、子どもの意見は学習意欲・興味分野の観点。両方の妥協点として「①第一志望は子ども選択、②滑り止めは親も納得できる安全校、③学費は事前に上限合意」とすると、受験後の進学先選びでもめにくくなります。

参考資料

  • 文部科学省「大学入試のあり方」— 国公立・私立入試制度の解説
  • 大学入試センター「共通テスト案内」— 共通テスト利用の枠組み
  • 全国大学生活協同組合連合会「受験生・新入生調査」— 受験費用・志望動向の統計
大学受験で滑り止めは何校受けるべき? — 学び 関連イラスト (どうする?)
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参考資料

  1. 文部科学省「大学入試のあり方」
  2. 独立行政法人大学入試センター「共通テスト案内」
  3. 全国大学生活協同組合連合会「受験生・新入生調査」

掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。

ご注意 この記事は一般的な情報を整理したものです。症状・家計・契約・法律関係など、個別判断が必要な場合は、医師・税理士・弁護士・行政窓口などにも確認してください。

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