マイナポータルの薬画面が変わった。2026年5月のリニューアルで何が見える?
5月25日のリニューアル後、電子処方箋対応の薬局なら当日中に薬情報がマイナポータルに反映。直近100日以内の薬・処方せんを1画面で確認できます。
目次(16項目)
結論から先に
2026年5月25日に、マイナポータルの「薬」画面が大幅にリニューアルされました。電子処方箋に対応した薬局で薬を受け取った場合、当日中にマイナポータルに反映されるようになります。直近100日以内の薬と処方せんが1画面で確認できるので、複数の医療機関を受診する方や、お薬手帳の代わりとして使いたい方には便利です。全国の薬局の約89%が電子処方箋に対応済み(2026年5月時点)です。
リニューアルの3つのポイント
5月25日からの変更点を整理します。
- 当日反映:電子処方箋対応薬局の薬が当日中に表示
- 直近100日以内が1画面:「最近の薬」と「処方せん」がまとめて見られる
- 処方せん情報も追加:発行された処方せん自体も確認可能
これまでは前月分までしか見えず、最近の薬は1〜2か月遅れで反映されていました。リニューアル後は、診察直後でも自分の薬情報を確認できます。
どこで見るか
マイナポータルから「薬」画面にアクセスする手順です。
- マイナポータル(myna.go.jp)にアクセス
- マイナンバーカード・スマホ用電子証明書で認証
- 「健康・医療」または「薬」のメニューを選択
- 「最近の薬」「過去の薬」「処方せん」のタブで切替
スマホアプリからも同じ手順で確認できます。アプリの方が認証がスムーズです。
電子処方箋に対応した薬局の見分け方
薬局窓口の入口やレジ周辺に「電子処方箋対応」のステッカーが貼られていることが多いです。
- 全国の薬局の約89%が対応(2026年5月時点)
- マツモトキヨシ・ウエルシア・スギ薬局など大手チェーンはほぼ対応
- 地方の個人経営薬局は対応中のところも
事前に確認したい場合は、厚生労働省「電子処方箋対応医療機関・薬局検索」で住所から検索できます。
受け取った薬情報の使い方
「最近の薬」を見ると、次の情報が確認できます。
- 薬の名前、用法用量
- 処方した医療機関名
- 調剤した薬局名
- 処方日・受取日
- 飲み合わせ情報(画面上では一部表示)
別の医療機関を受診する時、医師に「今飲んでいる薬」をスマホで直接見せられます。薬の名前を覚えるのが苦手な方には特に便利です。
処方せんを見られるメリット
処方せん自体も電子的に保存されるため、紙の処方せんを失くしても、マイナポータルで内容確認ができます。
- 過去にどの薬を処方されたか
- 用法・用量の指示
- 医師名と医療機関
紙のお薬手帳を持ち歩く必要が減ります。ただし、医療機関によってはまだ紙の処方せんを併用しているので、ゼロにはまだ難しい段階です。
ジェネリック・後発品の情報
リニューアル後の画面では、処方された薬がジェネリック(後発品)かどうかも分かります。
- 後発品なら「後発」マーク
- 先発品なら「先発」マーク
- 価格の目安(自己負担額)
ジェネリックに変更可能な薬が一目で分かるので、節約志向の方には参考になります。
アレルギー・副作用の記録
マイナポータルでアレルギー情報や副作用歴を登録しておくと、他の医療機関を受診した際に医師が参照できる仕組みが整いつつあります。
- 「健康情報」セクションで登録
- 救急時に役立つ情報の備え
これは段階的に拡充される機能なので、現時点では全機能ではありません。
家族で使う場合
それぞれが自分のマイナポータルでログインする必要があります。
- 高齢の親:タブレットで親自身のログインを補助
- 子ども(15歳未満):親が代理で管理(法定代理人申請)
- 配偶者:それぞれ別アカウント
家族全員の薬を一括管理したい場合は、紙のお薬手帳併用が現実的です。
オフライン時の閲覧
マイナポータルアプリは、一部の情報をオフラインで閲覧できる機能があります。
- 直近の薬情報のスナップショット保存
- 緊急時にネット環境がなくても確認可
ただし、リアルタイム同期にはネット接続が必要です。
旧の紙お薬手帳との関係
電子処方箋とマイナポータルの普及で、紙のお薬手帳の必要性は徐々に減っています。
- 紙お薬手帳が必須な場面はまだある(電子処方箋非対応薬局、災害時)
- マイナポータルの履歴は災害時の通信障害で見られなくなるリスク
- 両方を併用する過渡期と考える
完全に紙を捨てるのはまだ早く、当面は両方持つのが安全です。
サインインのコツ
マイナポータルへのログイン時のヒントです。
- マイナンバーカードの暗証番号を覚えておく
- iPhoneの場合、Apple Walletの電子証明書を設定すると便利
- 顔認証・指紋認証で簡略化可能
暗証番号を忘れた場合は、市町村の窓口で再設定が必要(無料・即日対応)です。
受診時の活用例
複数の医療機関にかかる方の使い方の一例です。
- かかりつけ医A、皮膚科B、整形外科Cで別々の薬を処方されている
- 新しく受診する内科Dで「現在の処方薬を教えてください」と聞かれる
- スマホでマイナポータルの「薬」画面を医師に見せる
- 飲み合わせのリスクを医師がチェック
これだけで、薬の名前を口頭で説明する必要がなくなります。
不具合・反映遅れの場合
電子処方箋対応薬局なのに当日反映されない場合は、以下を確認してください。
- 薬局のシステム障害(時々発生する)
- マイナポータルアプリの再起動
- 翌日に再度確認
数日経っても反映されない場合は、デジタル庁「マイナポータルお問い合わせ」または薬局に確認してください。
よくある質問
Q. リニューアル前は何が見えなかったのですか?
従来は前月までに受け取った薬の情報のみで、直近の薬は反映に1〜2か月かかっていました。新しい画面では当日中に反映されるため、複数の医療機関を受診したときに「今飲んでいる薬」を医師に正確に伝えやすくなります。これまで紙のお薬手帳で補っていた部分が、マイナポータルで完結します。
Q. 薬局がまだ電子処方箋に対応していない場合は?
対応していない薬局で受け取った薬は、これまで通り1〜2か月遅れで反映されます。2026年5月時点で全国の薬局の約89%が対応済みですが、まだ非対応の薬局もあります。薬局の窓口で「電子処方箋に対応していますか?」と確認するか、厚生労働省の対応薬局リストで事前確認できます。
Q. 古い薬の情報も見られますか?
「受け取った薬」では直近100日以内が同一画面で表示されます。それより古い分は「過去の薬」タブで確認できます。引っ越し前の薬局・別の医療機関で受け取った薬も、マイナンバーで紐づけされていれば履歴に残ります。
Q. 家族の薬情報も見られますか?
原則として本人の情報のみです。家族(配偶者・子ども・親など)の情報を見るには、それぞれのマイナポータルでログインする必要があります。家族のお薬情報をまとめて管理したい場合は、紙のお薬手帳と併用するのが現実的です。
参考資料
- デジタル庁「マイナポータル」— サービス全般の公式説明
- 厚生労働省「電子処方箋」— 電子処方箋制度の説明
- マイナポータル「サービス情報」— リニューアル内容と新機能
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参考資料
掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。
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