電気代とガス代が4月から値上げ、家計の対策は?

結論

標準家庭で月1,500〜2,500円程度の負担増。電気・ガスの料金プラン見直し、再エネ・節電家電・断熱対策の3点が現実解。

どうする?編集部 · · 読了 約5分
目次(21項目)
  1. 結論から先に
  2. どんな場合に当てはまるか
  3. 値上げの内訳
  4. 主要電力会社の値上げ幅(標準家庭)
  5. 主要ガス会社の値上げ幅
  6. 補助金終了の影響
  7. 例外状況
  8. オール電化住宅
  9. 賃貸住宅の電力切替え
  10. 大家族・3世代同居
  11. 都市ガス・プロパンガス
  12. 費用・リスク・注意点
  13. 電気代節約の具体策と効果
  14. ガス代節約の具体策
  15. 電力会社切替えの手順
  16. 太陽光発電・蓄電池の導入
  17. 断熱対策
  18. 補助金・支援制度の活用
  19. 電気・ガスのまとめ契約
  20. よくある質問
  21. 参考資料

結論から先に

2026年4月から大手電力10社・大手都市ガス4社が値上げを発表し、政府の電気・ガス料金支援も2026年3月使用分で終了しました。これにより標準家庭で月1,500〜2,500円・年18,000〜30,000円の負担増が見込まれます。対策は①電力会社・料金プランの見直し(年1〜3万円削減可)、②節電家電への入替(LED・エアコン・冷蔵庫)、③断熱対策、の3点が現実的な選択肢です。短期的な節電だけでなく中長期の設備見直しが家計を守ります。

どんな場合に当てはまるか

値上げの内訳

電気料金

  • 燃料費調整単価の上昇
  • 再エネ賦課金:2026年度は前年度より約0.5円/kWh上昇
  • 基本料金・従量料金の見直し

ガス料金

  • 原料費調整単価の上昇
  • 基本料金の改定
  • LNG輸入価格反映

補助金終了

  • 電気:3.5円/kWh → 0円
  • 都市ガス:15円/㎥ → 0円
  • 標準家庭で月約1,500円の補助がなくなる

主要電力会社の値上げ幅(標準家庭)

  • 東京電力:月約400〜700円
  • 関西電力:月約500〜800円
  • 中部電力:月約450〜750円
  • 九州電力:月約350〜600円
  • 沖縄電力:地域により異なる

主要ガス会社の値上げ幅

  • 東京ガス:月約300〜600円
  • 大阪ガス:月約400〜700円
  • 東邦ガス:月約350〜650円
  • 西部ガス:月約300〜500円

補助金終了の影響

  • 標準家庭で月1,000〜1,500円の補助がなくなる
  • 補助金の支援は2023年〜2026年3月まで断続的に実施されていた
  • 累計で1世帯あたり数万円〜10万円超の補助があった

例外状況

オール電化住宅

オール電化はガス代がない代わりに電気使用量が多いため、電気代値上げの影響を強く受けます。

  • 標準的なオール電化家庭:月500〜1,000kWh使用
  • 月3,000〜5,000円の値上げ影響
  • 夜間電力プランの活用がより重要に

賃貸住宅の電力切替え

賃貸住宅でも電力会社の切替えは可能で、大家の許可不要:

  • 新電力への切替えで年1〜3万円安くなる例が多数
  • 解約金は新電力側にあるケースがある(要確認)
  • 引越し時には別途手続きが必要

大家族・3世代同居

電気・ガス使用量が多いため、影響額も大きく:

  • 4人家族電気500kWh:月2,000〜3,000円増
  • 6人家族電気800kWh:月3,500〜5,000円増
  • ガスも比例して影響

世帯人数が多い家庭こそ、料金プラン見直しの効果が大きくなります。

都市ガス・プロパンガス

プロパンガス(LPガス)は都市ガスと別の業界・価格体系:

  • 都市ガスの値上げ報道は直接影響しないことが多い
  • 一方、LPガス自体の燃料価格上昇もある
  • LPガス会社の競争・乗り換えが効果的

費用・リスク・注意点

電気代節約の具体策と効果

LED化

  • 白熱電球60W → LED9W:年間1,500円節約/灯
  • 家全体(10灯):年15,000円節約
  • 投資回収:数年

エアコン買い替え

  • 10年前の機種 → 最新省エネ型:年10,000〜20,000円節約
  • 投資回収:5〜10年
  • 補助金活用:自治体により1〜5万円補助

冷蔵庫買い替え

  • 10年前 → 最新型:年5,000〜10,000円節約
  • 大型化すると消費電力も増えるので注意
  • 401〜450Lクラスが省エネ効率良い

待機電力カット

  • TV・電子レンジ・PC・洗濯機など
  • 主電源OFF・コンセント抜きで年3,000〜5,000円
  • スマートタップ活用が便利

契約アンペアの見直し

  • 30A → 20A:年1,800〜2,400円基本料金削減
  • ブレーカー落ちのリスク確認が必要

ガス代節約の具体策

お風呂

  • シャワー時間を5分短縮:年8,000〜12,000円節約
  • 追い炊き回数を減らす:年3,000〜5,000円
  • 保温時間を短く:年2,000〜3,000円

調理

  • 圧力鍋・電子レンジ活用:年2,000〜3,000円
  • ガスコンロを電気IHに(部分的に):年5,000〜10,000円
  • 鍋底のサイズに合った火力

床暖房・ガス給湯

  • 設定温度を1度下げる:年3,000〜5,000円
  • 不要な時はOFF

電力会社切替えの手順

  1. 現在の電気使用量を確認:電気料金明細・検針票
  2. 比較サイトで試算:エネチェンジ・価格.com・電気プラン比較
  3. 複数社見積もり:3〜5社程度
  4. 申込み:WebまたはTel、本人確認・銀行口座情報
  5. 切替え完了:1〜2か月後、スマートメーター切替え

切替え自体は無料で工事不要。違約金が発生するケースもあるため契約期間の確認を。

太陽光発電・蓄電池の導入

  • 太陽光発電(5kW):初期費用100〜150万円
  • 回収期間:8〜12年程度
  • 2026年度の補助金:自治体により10〜30万円
  • 蓄電池併用:自家消費率アップ、災害対策にも

長期的な家計には大きな効果がありますが、初期投資が必要。

断熱対策

窓の断熱

  • 内窓設置(インプラス・プラマードU):1か所10〜15万円
  • 補助金活用:先進的窓リノベ事業で半額補助
  • 効果:冷暖房負荷30〜50%減

カーテン・ロールスクリーン

  • 断熱効果のあるカーテン:1セット1〜3万円
  • 効果は限定的だが手軽

屋根・壁の断熱

  • リフォーム時に同時施工
  • 初期費用50〜200万円
  • 長期的な光熱費削減と居住性向上

補助金・支援制度の活用

省エネ家電購入補助

  • 自治体により異なる
  • LED・エアコン・冷蔵庫・給湯器が対象多い
  • 5,000〜30,000円の補助

住宅省エネ補助

  • 「子育てエコホーム支援事業」「先進的窓リノベ事業」「給湯省エネ事業」
  • 数万円〜100万円超の補助
  • 国土交通省・経産省・環境省のHPで確認

電気・ガスのまとめ契約

  • 同一会社で電気+ガスを契約で月数百円割引
  • 東京電力+東京ガス、関西電力+大阪ガスなど
  • セット割引額は契約により異なる

ただしセット割引より、別々で安いプランを組む方が結果安くなるケースも。

よくある質問

Q. 太陽光発電は今からでも元が取れますか?

家庭・地域・電気使用量により異なりますが、現状では10年程度で回収可能なケースが多いです。電気代上昇が続けば回収期間はさらに短縮。蓄電池併用で災害対策と自家消費の両立も可能。最大のリスクは初期投資の高さと、屋根の方位・面積による発電量の差です。

Q. 新電力に切り替えても安全ですか?電力供給は止まりませんか?

切替先の新電力が倒産しても、最終的に既存の地域電力会社(東京電力・関西電力など)が供給する仕組みになっています。供給停止のリスクは非常に低く、過去に切替えで電気が止まった事例はほぼありません。違約金のみ要確認。

Q. オール電化の家庭で電気代を下げるには?

①夜間電力プランの活用(深夜23時〜朝7時の電気を多用)、②エコキュートの設定温度を下げる、③太陽光発電+蓄電池の導入、④電気自動車との連携(V2H)、⑤断熱対策で空調負荷を減らす、が王道。オール電化は使用量が多い分、対策の効果も大きく出ます。

Q. ガス会社の切替えはできますか?

都市ガス自由化(2017年〜)で切替え可能です。新ガス会社(ニチガス・東京ガスエネルギー・大阪ガスマーケティングなど)への変更で月数百〜千円程度の節約例があります。LPガス(プロパン)も切替え可能ですが、地域や物件により制限がある場合あり。

Q. 補助金の再開はいつ頃見込まれますか?

冬季(11月〜3月)の燃料需要期に補助が再開されるパターンが過去多くありました。2026年冬の補助は10〜11月頃に判断される可能性。物価高対策・選挙対策との関係で予算化される可能性があります。経済産業省・首相官邸の発表をチェック。

参考資料

  • 経済産業省 資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援」— 補助制度の公式情報
  • 電力広域的運営推進機関(OCCTO)— 電力市場の運営
  • 資源エネルギー庁「再エネ賦課金」— 再エネ賦課金の根拠
電気代とガス代が4月から値上げ、家計の対策は? — くらし 関連イラスト (どうする?)
Photo by Ann Danilina on Unsplash

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参考資料

  1. 経済産業省 資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援」
  2. 電力広域的運営推進機関(OCCTO)
  3. 資源エネルギー庁「再エネ賦課金」

掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。

ご注意 この記事は一般的な情報を整理したものです。症状・家計・契約・法律関係など、個別判断が必要な場合は、医師・税理士・弁護士・行政窓口などにも確認してください。

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