帯状疱疹ワクチンが2026年4月から定期接種に。65歳なら無料で打てる?
帯状疱疹ワクチンは2025年度から65歳定期接種化。シングリックスは2回接種、生ワクチンは1回。自治体により自己負担額が異なる。
目次(15項目)
結論から先に
帯状疱疹ワクチンは2025年度(2025年4月)から65歳を主な対象に定期接種化されました。2026年度も継続されています。自己負担額は自治体により異なり、無料〜数千円が標準です。ワクチンは2種類あり、シングリックス(2回接種・効果90%以上)と生ワクチン(1回接種・効果50%程度)から選びます。65歳の誕生日を迎える年度のうちに接種を済ませるのが基本です。
当てはまる人
65歳になる年度の方
住所地の自治体から接種クーポンや案内が送付されることが一般的です。
経過措置対象の方
初年度の経過措置として、70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳の方が対象になる自治体もあります。
50歳以上で再発リスクが心配な方
定期接種の対象年齢外でも、自費接種が可能です。50歳以上から日本皮膚科学会も接種を推奨しています。
免疫低下が予想される方
がん治療開始前、移植前、免疫抑制剤の使用予定がある方は、開始前に接種を検討します(ただしシングリックスは免疫低下の方にも使えますが、生ワクチンは使用不可)。
当てはまらない・接種が難しいケース
- 重度の卵アレルギー・成分アレルギー:医師相談が必要
- 発熱中・急性感染症の最中:症状軽快後に
- 妊娠中:生ワクチンは禁忌、シングリックスは医師相談
- 免疫抑制治療中:生ワクチン禁忌
費用・期限・具体情報
ワクチンの種類別比較
シングリックス(GSK、不活化ワクチン)
- 接種回数:2回(2か月間隔、または最大6か月以内)
- 予防効果:約90%
- 効果持続:10年以上
- 自費価格:1回約22,000円、2回で約44,000円
- 副反応:接種部位の痛み・腫れ・発熱が出やすい
生ワクチン(ビケン)
- 接種回数:1回
- 予防効果:約50%
- 効果持続:5年程度
- 自費価格:8,000〜10,000円
- 副反応:軽め
定期接種での自己負担額(自治体例)
- 東京都内:シングリックス1回 約11,000円×2回、または生ワクチン約4,000円
- 大阪市:シングリックス1回 約11,000円、または生ワクチン約4,500円
- 多くの自治体で自己負担あり(無料の自治体もある)
接種の流れ
- 自治体から案内・クーポンが届く
- 接種を実施している医療機関に予約
- 種類(シングリックスまたは生ワクチン)を選択
- 1回目接種(シングリックスなら2か月後に2回目)
- クーポン使用または自費支払い
帯状疱疹のリスク
- 発症率:50歳以上で年率約1%、80歳までに約3人に1人が経験
- 痛み:発疹消失後も「帯状疱疹後神経痛」として数か月〜数年残ることがある
- 合併症:眼の帯状疱疹で視力障害、耳で顔面神経麻痺(ラムゼイ・ハント症候群)
接種時期の判断
- 体調が安定している時期
- 翌日は休めるスケジュール(特に2回目)
- インフルエンザ・コロナワクチンとの間隔(同時接種も可能だが医師相談)
よくある質問
Q. シングリックス2回目を予定通り受けられませんでした。やり直しになりますか?
最大6か月以内であれば、2回目を受け直す必要はありません。6か月を超えると効果が落ちる可能性があるため、医師の判断で接種計画が調整されます。
Q. 生ワクチンとシングリックスの両方を打つ必要はありますか?
通常は片方のみです。すでに生ワクチンを打った方が、後にシングリックスを追加する選択もあり得ますが、その場合の有効性についてのデータは限定的です。担当医と相談してください。
Q. インフルエンザワクチンと同時接種できますか?
シングリックスは他のワクチンとの同時接種が可能です。生ワクチンの場合は別の生ワクチンとは4週間以上の間隔が必要です。一般的なインフルエンザワクチン(不活化)とは同時接種可能です。
Q. 帯状疱疹は人にうつりますか?
帯状疱疹自体は人にうつりません。ただし、水ぼうそうにかかったことがない人に「水痘(水ぼうそう)」としてうつることがあります。子どもや妊婦が同居している場合は、水疱が乾燥するまで接触を避けるのが安全です。
Q. 帯状疱疹発症の前ぶれはありますか?
発疹が出る前に、皮膚のピリピリ感・チクチク感・違和感が数日続くことがあります。「最近、肋骨の片側に違和感がある」「腕や額に焼けるような感覚がある」などの場合、皮膚科を受診して早期発見できると、抗ウイルス薬(バラシクロビル等)を72時間以内に開始でき、後神経痛のリスクを下げられます。
参考資料
- 厚生労働省「帯状疱疹ワクチン定期接種化について」— 制度の公式情報
- 日本皮膚科学会「帯状疱疹診療ガイドライン」— 診断・治療の指針
- 国立感染症研究所「水痘・帯状疱疹」— 疾患の疫学と病態
※個人差があります。受診の判断は医師にご相談ください。
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参考資料
掲載時点で確認した資料です。制度やガイドラインは変わることがあるため、手続き前には各機関の最新情報も確認してください。
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