住宅ローンの変動金利が0.5%上がったら借り換えるべき?

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住宅ローンの変動金利が0.5%上がったら借り換えるべき?

残高2000万円以上・残期間10年以上・他行との金利差0.3%以上が借り換えメリットの目安。諸費用50万〜80万円を回収できるかで判断します。

どうする?編集部 · · 読了時間 約2分

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結論から先に

住宅ローンの変動金利が0.5%上昇した場合、借り換えを検討するメリットがあるのは①ローン残高2000万円以上、②残期間10年以上、③借り換え先との金利差0.3%以上の3条件がそろっているケースです。借り換えには諸費用が50万〜80万円かかるため、月々の返済軽減額で5年以内に回収できるかが判断の目安になります。残高1000万円以下や残期間10年以下では、諸費用負けして借り換えメリットが消えることが多いです。固定への切替を検討する場合は、月返済額の増加と「金利上昇に対する安心料」のバランスで判断します。

どんな場合に当てはまるか

変動金利が大幅に上昇したケース

2024年以降、日本銀行のマイナス金利解除に伴い、銀行の短期プライムレートが段階的に引き上げられました。住宅ローン変動金利の基準金利は2025〜2026年にかけて複数回見直され、当初0.3%台で借りた人が現在0.7〜0.9%になっているケースも珍しくありません。

当初固定期間が終了するケース

「当初10年固定」「当初5年固定」などの優遇期間が終了すると、優遇幅が縮小されて実質金利が一気に上がることがあります。期間終了の3〜6か月前から借り換えの検討を始めるのが定石です。

住み替え・リフォームの予定があるケース

近い将来の住み替えやリフォームを予定している場合は、借り換えではなくその時点で再構築するほうが合理的なケースもあります。

ネット銀行と店舗銀行の金利差

ネット銀行(auじぶん銀行、住信SBI、PayPay銀行など)はメガバンクより0.2〜0.5%低い変動金利を提示することが多く、借り換え先として選ばれる傾向があります。

例外状況

借り換えが不要・不利なケース

  • ローン残高1000万円以下
  • 残期間10年未満
  • 借り換え先との金利差が0.2%以下
  • 健康状態の悪化で団信加入が難しい
  • 転職直後・自営業で収入証明が難しい
  • すでに繰上返済を予定していて短期で完済する見込み

借り換えが特にメリット大のケース

  • 残高3000万円以上・残期間20年以上・金利差0.5%以上
  • 当初固定期間終了で金利優遇が大幅縮小
  • 旧銀行の団信より新銀行の団信のほうが保障が手厚い
  • ネット銀行で諸費用が安いプランがある

費用・リスク・注意点

諸費用の具体例(3000万円借り換えの場合)

  • 事務手数料(借入額×2.2%):66万円
  • 印紙税:2万円
  • 登録免許税(抵当権抹消・設定):12万円程度
  • 司法書士報酬:6万〜10万円
  • 旧銀行の繰上返済手数料:0〜3万円
  • 合計:80万〜95万円程度

借り換えメリットのシミュレーション例

残高3000万円・残期間25年で金利1.0%→0.5%(差0.5%)に借り換えた場合:

  • 月返済額:約113,061円 → 約106,496円(約6,565円減)
  • 25年間総返済額:約3,392万円 → 約3,195万円(約197万円減)
  • 諸費用80万円を引いた実質メリット:約117万円
  • 諸費用回収期間:80万円÷6,565円÷12=約10年→借り換えメリット少なめ

差0.5%だと条件が良くても回収まで10年程度かかります。差0.7〜1.0%あれば5〜6年で回収可能です。

変動を続けるか固定にするかの判断目安

  • 残期間20年以上・収入に余裕なし:固定検討
  • 残期間10年以下・繰上返済余力あり:変動継続
  • 共働きで世帯収入安定:変動でも対応可
  • 子育て中で支出ピーク:固定で安心感優先

自己判断で避けたいこと

  • 「金利が下がる」と1社しか比較せず借り換え
  • 諸費用を月返済額に含めて見落とす
  • 団信の比較を怠る(保障弱体化のリスク)
  • 借り換え後すぐの転職・退職(審査が通った直後の信用変化)

よくある質問

上記FAQを参照してください。

参考資料

  • 住宅金融支援機構 民間住宅ローン利用者の実態調査
  • 金融庁 住宅ローンに関する利用者向け情報
  • 国土交通省 住宅ローン減税制度
住宅ローンの変動金利が0.5%上がったら借り換えるべき? — お金 関連イラスト (どうする?)
Photo by Tech Daily on Unsplash

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参考資料

  1. 住宅金融支援機構 民間住宅ローン利用者の実態調査
  2. 金融庁 住宅ローンに関する利用者向け情報
  3. 国土交通省 住宅ローン減税制度

上記の出典は本文で扱った一般的情報の一次資料です。時期によりガイドラインが更新される場合がありますので、各機関の最新情報も併せてご確認ください。

ご注意. 本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、個人の状況により異なる場合があります。医療・法律・金融など専門的な判断が必要な事項は、必ず該当分野の専門家にご相談ください。

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