都立中高一貫校入試 変化の兆し

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都立中入試は、ここのところ、大きく難化傾向にあります。

私立中学の難関校合格レベルにある受験生と言えども、都立中不合格者が続出したそうです。

その理由は、結果として都立中入試においては、作文の点数が合否に大きく影響したからと言われています。

もう少し、詳しく見てみると

①作文以外の問題が、適性検査上位の受検生にも難関な問題 もしくは ほとんどの受験生が解答できる平易な基礎問題が多い。
②作文は、解答方法に難しい条件があったりして、普段から、問題意識をもって自分の意見をまとめたり表現したりする力を養っていた受検生でないと書ききる事ができない作問傾向。

結果として、作文以外の問題では、なかなか差が付きづらく、作文で点が期待出来なかった場合、合格には数点のラインで凌ぎを削っているという状況。ここで、作文力が高ければ 頭一つ抜ける事が出来るのだそうです。作文力が安定した合格の目安ともいえるのでしょうか。

でも、それって大変そうですね~。

たしかに、世の中は変化しています・・・
世の中、社会で本当に求められている力は、自分の考えを上手に伝えたり、相手の意図を読み取ったりするコミュニケーション能力や、プレゼン能力、そして問題解決力。それらは、作文を通して推し量る事が可能と言われています。知識を活用する力、発展させる力や思考能力も、実は作文力を見れば分かるそうです。

事実、超難関と言われる大学入試では、国語はもとより英語、社会そして数学や理科系の科目においても作文力や読解力がないと解答が出来ない出題傾向にあるそうです。大学も、知識をどれだけ知っているかではなく、(将来性が期待できる)どんな柔軟な頭の人間かを測りたいのでしょう・・・

昔必要だった、流水算や時計算などに もはや意味が無くなってきている事は確かです!

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このページは、roseが2012年2月25日 13:15に書いたブログ記事です。

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